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無痛ゆらし

五十肩 1-1 (Frozen Shoulder)

泰国 ピヨッ ピヨッ 2012年07月11

うわんです。

右の肩の動きが悪い。
着替えたり、シャワーを浴びようとすると、肩が痛むのである。
右の肩だから、何気に動かしてしまい、ズキッとなるのである。
寝ていても、何かの拍子に「ズキッ」と痛み、目が覚めてしまうようになってしまった。

周りの人は「50肩」だと言う。本人もそう思うのである。
でも、「50肩」であろうが何だろうが、痛いものはイタイのである。

近所のタイ・マッサージへ行く。
オバチャンが肩のスジをまさぐりながら「ここにクリクリの固まりがある」とか言って、グリグリ揉んでくれる。
かなり強烈に痛い。オバチャンに言わせると、「痛くないと直らない」そうである。
揉んで貰った当日は、痛くてしょうが無いが、次の日は、かなり軽くなったような気がするのである。
で、2~3日すると、少しづつまた痛んでくる。そんな繰り返しである。
マッサージ1回2時間350バーツ。
その店の「上手」だと言われているオバチャンを予約指名して、揉んでもらうのである。

日本人の整体施術師がやっている「カイロプラクティク」にも通った事がある。
初診の時に、半ケツになり、背中の凸凹を等高線のような模様にし、「歪んでます」とか言われるのである。
最初の数分と最後の数分を日本人が施術し、残りの殆どは、電動マッサージ機とタイ人のスタッフが施術する方式である。
何回か通ったが、「良くなった」と言う感想を持たなかったので、いつの間にか足が遠ざかってしまった。
そして、また痛くなり、結局、力自慢で経験豊富に見える「オバチャン」に頼っていた。

ところが、最近、近所に「無痛ゆらし療法」なる整体屋が出来たと家内が教えてくれた。
スクムヴィットソイ24のホワイトマンションの隣の1軒家である。

入口の看板

数週間、迷っていたが、意を決して行って見た。
初日、症状を説明し、施術の台に仰向けに横たわる。
肩の周辺を「この辺、イタイですか?」と言いながら、軽く触って来る。
痛む方の腕を軽く持ち上げながら、肩の周辺を「触るように」「撫でるように」している。
手首を持ちあげ「力を抜いて」等と言われるが、いつ「ズキッ」来るか怖いので、なかなか力を抜く事が出来ない。
少し力を抜くと、ブラブラと揺すりながら、肩の周辺を「撫でるように」押している。

今まで、タイマッサージの「力技」で直そうとしていたのだから、「撫でるような」マッサージでは、何とも「頼りない」気がする。
仰向けになり、うつ伏せになりをしながら、約30分程。
「今日はこんな所で・・・」と言う施術師の声で、終了。

「無痛」と謳っているだけあって、全く「痛み」の無いマッサージである。
しかし、心の中では「こんなんで、治るのか!」と叫びたくなるほど、今までの「治療法」と違うのである。
1回だけでは、治るのか、治らないのかの判断は出来ない。
痛みが軽くなった気がしないではない。
次回の予約をして、施術代1200バーツを払う。
タイマッサージの力任せのグリグリなら、2時間350バーツである。
それなのに、サワサワと「撫でる」ように30分触っただけで、「1×倍の値段」を取るのか!何て思ってしまった。

施術してくれる「林先生」(顔出しOKのお許しを頂きました)

ところが、である。
2回目の施術をして貰って、アラ不思議、数ヶ月も苦しんでいた右肩が、痛み無く動くのである。
まだ、何となく鈍い痛みのような「違和感」が残っているが、「痛み」と言うほどではない。
後ろの尻のポケットに入れている財布を取るのに、苦労していたが、3回目の施術で、腕が背中に回るようになった。

マッサージなんて言う物は、グリッグリッと押されて、「イタタタッ!!」となり、「痛い所=悪い所」みたいな説明を受け、歯を食いしばって「いたきもちイイ」のが、マッサージだと信じ込んでいた。

人間の体とは、不思議な物である。
むやみに触っているのでは無いにしても、自分の体に起きる変化には「驚き」である。

次からは、長い付き合いの「腰痛」を診てもらおうと思っている。
長年、私の巨体を支えてきた、哀れな腰である。
痛んでいるのに、タイ・マッサージのオバチャンに踏まれ、カイロプラクティクの電動機に揺さぶられながら“けなげ”に私を支えてくれているのである。
サワサワで、スーッとする快感をご褒美に体験させようと思って、5回分の「回数券」を買いました。

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この「無痛ゆらし」は、私には「効いた」ようである。
今まで「この揉まれる痛みを我慢すれば、治るのだ!」と言う「覚悟」で、マッサージを受けていたのだ。
治す為の「痛み」があるからこそ、治していると言う実感があったのかもしれない。
それなのに、サワサワと触れるだけでOKと言われても、インチキ祈祷師の「おまじない」のようで「気持ち」的にはスッキリしないではないか。

でも、インチキ「祈祷師」でない証拠に、今、私の肩は「快適」である。

五十肩 1-2 (Frozen Shoulder)

泰国 ピヨッ ピヨッ

無痛ゆらし 2

うわんです。

7月11日のブログの記事に「無痛ゆらし」マッサージの事を書いた。

施術してくれるP.S.T.Center(無痛ゆらし療法バンコク支部)の林(リン)院長の御好意で、顔出しの写真まで載せてしまった。
私のブログのおかげで、通院する患者数が「劇的」に増加する事も無く、いつものように、治療を続けているご様子である。

そのP.S.T.Centerのホームページに、7月11日の私のブログの記事がリンクされた。
ホームページのアドレスは下記である。
http://www.pst-centre.com/inde…/knee-pain-after-operation-2/

www.yurashi-bangkok.com
50肩、腰痛などで、苦労している人は、一度覗いて見るのも良いだろう。

何回か、通っているが、中々、快調である。
でも、難しいのが「力を抜く」事である。

私は、肩が痛いのだが、治療が終わって、肩が軽く感じた時、「オッ! 軽くなった」と思い、さっきまで痛くて回らなかった肩をグルグル回してみたりするのである。
たぶん、私だけでなく、他の人もそうなのではないか。
そして、まだ完全に良くなってはいないのに、何処まで動くか確かめたくなるのである。
治療前に動いていた範囲の2倍、3倍位動くようになったのに、そのちょっと先まで動かしてしまうのである。
そして、ちょっとズキッ来ると、何となくホッとするのである。

折角「痛み」を取って貰いに行きながら、「痛み」を確認するのである。
自分の本質に「M」的な要素があるのだろうか?

リン先生は「リラックスして」とか「痛みを探さないで」とか「記憶の痛みを忘れるように」とかアドバイスをしてくれます。
治療中でも、「力を抜いて」「腕を捨てて」などと仰います。

「腕を捨てて」と言うのは、揉まれてたり揺すられたりしている所を意識し過ぎて、筋肉が固くなっているのだろうと思います。
意識せずに、リラックスしなければならないのだろうとは、思いますが、これが結構難しいのです。

だって、「意識しないようにと、意識を集中してしまう」のです。
そう言えば、普段の生活の中で、「意識しない」とか「力を抜く」って言う経験をした事がないのです。
「手抜き」なら得意なのですが・・・

日本人は、痛みに世界一強い(?)、「痛みの果てに何か報いがある」と信じる傾向がある。
とは、リン先生の弁。

折角、「痛くない」治療法を受けているのに、「痛み」を感じてホッとする自己矛盾。
一旦、傷んだ体を治すと言うのは、難しいものである。

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